そのエピソードの影響があったと思います。就職する娘に短歌を贈りました。「二十四の瞳」や「楢山節考」で知られる映画監督の木下恵介さんが亡くなった日に誕生した子でした。当時仕事で「映画」を担当しており、まもなく生まれるというときに訃報が入り大変でしたが、娘の名前は木下監督の「恵」の字をもらおうと決めました。そのような経緯は、娘に長じる過程で伝えてはいたのですが、就職の節目なので父親としての思いを短歌で伝えてみることにしました。
授かりし字のごと君は育ちたり木下監督祝福してる
どのように娘が受け取るかどきどきしていましたが、届けたメールに返信があったので、まずまずでした。