都人(みやこびと)が抱いた「さらしなの里」へのあこがれ。それがよく分かるのが和歌でした。あこがれの証拠となるのが和歌と言ってもいいです。平安時代初めの「古今和歌集」に「わが心慰めかねつさらしな姨捨山に照る月を見て」という歌が載ったのが大きなきっかけで、多くの人がさらしなや姨捨を自分の歌に詠むようになりました。それに伴って、あこがれは各地に広がり、大きくなっていきました。
そうした歌を一首ずつノートに書き写し、眺めているうちに、短歌を作るようになりました。それが歌作の始まりで以来約20年がたち、短歌は物語が込めやすくて歴史も歌え、自由度が高いと感じています。さらしなの里に自分が生まれてまもなく60年。掘り下げてきたさらしなの魅力と来し方に思いを馳せて作った短歌をまとめました。
「さらしなのうた」。A5版、112ページ。掲載260首。1000円。住所と名前、電話番号を次のアドレスにお知らせいただければ、振込用紙を同封してお送りします。info@sarashinado.com
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この歌集をまとめた後の短歌を、「さらしなの歌」に随時、アップしています。