長野県千曲市は2020年6月、文化庁によって「月の都千曲」として日本遺産に認定されました。「月の都」という言葉は歴史的には「さらしな」との組み合わせで使うのが最もふさわしいのですが、日本遺産認定は観光振興が主目的で、自治体が申請者であることから、「月の都」は自治体名の「千曲市」との組み合わせになりました。
「月の都」の魅力は、千曲市に「さらしな」という地名の里があることと、1000年以上前からその里の名に寄せられたきた日本人の憧れ、思いを知ると一層増します。その憧れや思いは和歌をたどるとよく分かるので、「月の都」という言葉が詠み込まれた歌(赤字)を中心に、さらしなにまつわる和歌を年代順に並べ、年表にしました。
未知の歌や事実、修正の必要もあるので、版を更新していきます。現在は2022年11月19日版です。画像をクリックすると、最新版がご覧になれます。