年初、ブラジル・サンパウロ在住の野澤由紀子さんから、「多くの難題を抱える世界情勢の中で、日伯両国の安寧を祈ります」と、ごあいさつ(メール)をいただきました。

野澤さんは、ご自身の旧姓が「更科」であることに関心を持って、幾度となく来日し、ルーツをたどってきた方です。16年前、野澤さんが旧姓に抱いてきた思いを綴った、丁重なお手紙をいただいて以来のおつきあいです。2019年の来日の際は、わたしの当時の勤め先だった甲府に、ご主人とお二人でおいでになりました。戦争のときの疎開先が甲府だったとのことで、当時通っていた小学校などを一緒に訪ねました。

 2014年には、野澤さんのご了解を得て、いただいたお手紙の全文を、A3サイズ1枚にまとめさせていただいたことがあります。http://www.sarashinado.com/2014/01/31/nozawasan/ 読み返すたびに、「思い」を持ち続けることの大切さを感じます。次は、「さらしなの里」でお目にかかりたいと思います。