更級人「風月の会」会員が地震の本を出版しました

 さらしなの里の羽尾区在住で信州大学名誉教授の塚原弘昭さんが「長野県の地震入門」を出版しました。ご専門の地震学での研究成果をもとに、長野県で地震が起きるメカニズムや過去に起きた大地震の数々を、大変分かりやすく解説しています。写真と地図、イラストが盛りだくさんです。当地に大きな被害をもたらした地震としては、善光寺地震(弘化4年=1847年)や松代群発地震(昭和40~45年)が有名ですが、添えられた図解やグラフでその実態がよくつかめます。

 塚原さんは、文化芸術を楽しもうと結成されたさらしなの里の住民グループ「更級人『風月の会』」の企画委員で、明徳寺の住職でもあります。国の重要文化的景観に選ばれた「さらしな・姨捨の棚田」の成り立ちについて、講演会もしてくださったことがあります(更級への旅新聞142号)。

 本の価格は1575円、発行は、しなのき書房です。しなのき書房さんは「ばしょうさんとおばすてやまの月」の販売もしてくださっている出版社です。千曲市内の書店はもちろん、インターネットでも購入ができます。