棚田姫の音源アップ、姨捨3部作!

 

 さらしな棚田バンドとプロの音楽家、吉川忠英さんのコラボで出来上がった曲「棚田姫」の音源をアップしました。吉川さんがボーカルを務めるCDの音源は、著作権の関係からアップできません。CDとは別にさらしな棚田バンドのメンバーが、独自に演奏録音した音源を提供してくれました。下のバーをクリックしてください。演奏と歌が聴けます。

 

 さらしな棚田バンドには、「姨捨棚田の作男」という曲もあります。
                                 詞:上水 清 曲:森 政教

  ざっくざくと草を刈る  高畦にらんで踏ん張って
    転がり落ちまい転ぶまい  草の匂いの馨(かぐわ)しさ
    稲田の草取り這えずれば  汗がしたたり目に沁みる
    腰を伸ばして見下ろせば  疲れを癒す棚景色
     昇った月に励まされ  今日も棚田の作男
  肩に食い込む背負子の荷 棚田の坂道喘ぎつつ
    ねずっぽ掛けて立ち休み 見上げる月の優しさよ
   ぼっくんぼくんと土が鳴る  足を踏ん張り振り下ろす
   堅い粘土の土起こし  骨がきしんで手に唾つけて
   またたく星に励まされ 今日も棚田の作男
  先祖の苦労を偲びつつ 生きる糧得る労働に
    宿命背負って耐えに耐え 月を見上げて噛みしめる
    子どもの笑顔に救われて 今日も棚田の作男

 

「さらしなの里ここにあり(姨捨編)」もどうぞ!


1 平安 都人(みやこびと) あこがれは
  さらしな 姨捨(おばすて) 月の都(さと)
  そなたの 喜び 今もなお
  さらしなの里 ここにあり
2 美濃を 旅立つ 芭蕉さん
  
 姨岩(おばいわ) たたずみ 母恋し
  そなたの 涙は なお熱く
  さらしなの里 ここにあり