さらしなの里を代表する山、冠着山(別名姨捨山)の頂上で毎年7月ごろ、ホタルが舞います。絶滅危惧種に指定されているヒメボタルです。川の水がない山中でも生息する貴重なホタルの一種で、ちょうど冠着神社の例大祭が行われるころと重なり、大変神秘的で、能楽「姨捨」の夢幻世界にいざわなれたような錯覚も覚えます。
さらしなの里の文化グループ「更級人(さらんど)『風月の会』」は、全国各地のホタル保全運動にも関わっている信州大学理学部教授の藤山静雄先生に、「ホタルとその一生 冠着山頂のヒメボタルにも触れて」と題して、講演をしてもらう企画を立てました。7月20日(土曜)、千曲市羽尾の明徳寺で、午後6時半からです。入場無料です。講演会後の懇親会(1200円)の希望者は予約が必要です。
冠着山頂のヒメボタルについては更級への旅新聞97号をご覧ください。また、山頂のヒメボタルについての歌「冠着の光」も、さらしなの里の音楽グループ「さらしな棚田バンド」が作っています。