小学6年生の創作物語を本にするお手伝いをしました

 大阪府豊中市の小学6年生が紡いだ物語を本にするお手伝いをし、このほど出来上がりました。昨年制作をお手伝いした童話絵本「チュンのあさごはん」著者の親戚の方のお子さんです。A4用紙の両面30数ページにのぼる「ファンタジー」という物語と、物語に添えるイラストを創作しており、お父さんがそれをワードに打ち込み、わたしのもとに送ってくださいました。不思議な力を持つ少女二人と少年の出会いと、出会いの謎を解いていくお話だと理解しました。軽妙な会話のやりとりの中に、環境や親子関係、平和について現代の小学生ならではのまなざしを感じました。
 ご両親をはじめ、祖父母や祖父母にゆかりのある人にも読んでもらいたいということだったので、大人にも届くようにという観点で文章や構成のお手伝いをしました。
 長野と大阪は離れていて直接会うのは難しいため、インターネットの対話アプリZoomを使いました。お父さんにも同席してもらい、3回にわたってパソコンの画面越しにやりとりし、完成させました。B5判、37ページ。インクジェットプリンターでB4用紙に印刷して二つ折りし、背と扉を糊で固めました。背幅が5ミリあるので、厚紙を使ったタイトル入りの背表紙を付けました。本にするに当たっては、表紙となるカラーのイラストを新たに描いてもらいました。